【集中力、根性や気合いに拘る試験勉強の落とし穴】

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過日、ある危機から復活された方にコーチングを再開。その危機とは、その方の偏った食事が招いた受験勉強の真っ最中に発生した脳梗塞だ。コーヒーと菓子パンだけで勉強を続けた生活がもたらした命にかかわる疾病だった。

言うまでもなく、偏った食事を続ける事は、カロリー十分でも栄養失調を招く。知らぬ間に、体に大きな負担、つまりストレスをかけ続けることになる。ストレスは、血圧上昇を招き、血栓を作り、血栓が脳に飛ぶと脳梗塞を起こす。そうでなくても、癌や心臓病を招くことからして、キラーストレスと呼ぶ。

それからして、勉強で忙しくても食事にも十分に注意すべきだ。健康を損なう食事を続けては、本試験に臨むことも叶わなくなる。合格を目指せなくなる事は言うまでもない。

合格を目指す為に健康まで犠牲する努力は決して続けるべきではない。結局、そうした努力は水泡に帰す。合格を目指すにも、健康、その基板である食事を大切にしたい。また、定期的な運動が健康を維持し記憶力も高めることはあえてここに付記する。


前述の様に食事にもコーチングで言及している中、偏った食事を続けて受験勉強を続ける先の受験生が見せた身振りは、太平洋戦争で旧日本軍が兵站の不足を精神論、例えば根性や気合いで補おうとした失敗を彷彿とさせ、これから述べる注意すべきあることを再認識させた。

それが先の危機に直面した方に限らず、多くの受験生が特に追い込みの時期に陥るピットホールだ。それに気付いて回避できれば、試験勉強でもっと気楽に合格を目指せる。すなわち、苦労を少なく、楽しみを多くして試験勉強を続けられる。

梅雨明けから始まるのが様々な資格の本試験だ。それを視野に入れると、何かと天候がもたらす危機が多いこの時期は自ずと追い込みの時期となる。

一方、この時期に限らず、受験勉強において多くの受験生が陥るピットホールがアングリと口を開けて待ち受ける。それが、受験勉強の目的、本試験に合格すると言う目的に不適切な手段にこだわって時間や体力を浪費する現象だ。

ところが、本試験に合格するにはこの手段だとする受験生が散見される。
・合格できるように勉強するには、「集中力を高めなきゃ」
・追い込みの時期だから、「気合いや根性を入れるぞ」

以上の身振りどう考えるだろうか。確かに、「それで何がいけないの」と思える。しかし、そうすることに拘ることは、多いに問題だ、問題と言うよりも試験勉強の落とし穴と言える。では、それが落とし穴である理路を以下にご案内したい。

「勉強をする時は集中力を高めなきゃ」とする方法はどうだろうか。なるほど、それによれば理解や記憶が進み試験勉強が首尾良く進みそうだ。だが、その言説は本当なのだろうか。そうではなくて、そう期待する言動は勘違いだと評価できる。

「集中力を高めないとどうなるの」と検証を始めよう。すると、「勉強が進まなそうだ」、「覚えるべき異を覚えられそうもない」と思うだろうか。仮にそう思っていたとしたら、繰り返すが勘違いだ。

例えば、それなりに知識や理解を有するスマホのゲームに取り組む時はどうか。「集中力を高めるべきだ」など決して思わないはず。そう思う暇もなく、知らぬ間にゲームに集中している。次々と得点を重ねられる技も新たに習得しているはずだ。

集中力を欠きがちな幼児さえ、好きな遊びをやっている時は同様。「これから遊ぶんだから、集中力を高めなきゃ」とは決して思わない。まさかね。

同様に、受験勉強に必須の知識や理解があったらどうだろうか。受験勉強の中核である過去問の反復解答を行う時、スルスルと手が動き問題をサクサクと解けるはずだ。

特に集中力を高めようと思わなくても、知らぬ間に試験勉強に没頭している。その状態は、客観的に集中力を高めた受験生の身振りのように目に映る。そう見える状態は受験勉強の方法でなくその全過程のほんの一過程だ。

以上、集中力を高める、否、集中力が高まる状況は、試験勉強において決して方法たり得ない。繰り返して言明するが、勉強の目的でもなく手段にもなりえない単なる一過程だ。


他方、短時間で多くの情報を処理できる加速学習法をご存じだろうか。著名な速読法もその1つだが、それも集中力を極力排除する。下手に集中力を頼りにすると、加速学習の効率が落ちるからだ。集中ではなく、リラックスで弛緩した集中と逆の心理に立脚する。すると、例えば10万文字のビジネス書も1時間で情報処が処理可能となる。

以上からも、集中力を高めると言う方法と勉強の上達との間には相関関係がない。むしろ、集中力の強化にこだわることは、その為に環境や体調を入念に整える必要があるとして、時間や労力を多いに浪費する。

そうするのではなくて、集中力の状況を気にして環境から気分まで整える暇があったら、用語や解法の知識を増やしそれらの理解に時間を割く。その為に、カンニング勉強法からリピート勉強法などの勉強法を実践する。

もちろん、それらの勉強法を行うにも集中力、気合いや根性は不要だ。各勉強法の中で混乱や迷いが生じたら、用語集や参考書に立ち返って知識や理解を増やす。そうする事が本試験に合格すると言う目的に合致した方法だ。

目的にあった方法によりさえすれば、知識や理解が伴ったゲームに興じるのと同様に、試験勉強にも知らぬ間に集中力を発揮できる。できると言うよりも、自然にそうなってしまうはずだ。以上からも、集中力を高めることは試験勉強において決して目的ではなくて、無論、方法にもならない、後からついてくる現象だ。



これから気に障ることを言うが、勉強が不調な受験生ほど集中力や気合い、根性に拘る。それらに拘っておけば、「集中力や気合い、根性が足りなかったから、合格できなかったの」と不合格になった時の釈明がしやすい。だが、不合格の真なる原因は決してそれらではなくて、ズバリ勉強、知識や理解そして記憶の不足が不合格の原因だ。

逆に、勉強が好調な人は、それらのことが眼中にない。勉強の内容が理解でき記憶できている。試験勉強が慣れたゲームをやることと同様にやっていて実に楽しい。知らぬ間に集中力を発揮し、客観的に気合いや根性が入っていると見えてしまう。

そう書き進めている筆者も、不合格を続けた時期は、前者だった。コーヒーやドリンク剤を多用したり、自己啓発本に時間を割いたりして集中力を高めたつもりになり、気合いや根性を入れたつもりになるのに数多の時間を浪費した。

であるからして、合格を目指す一番効果的な方法である受験科目の知識を増やすことや、その理解や記憶に時間を割けなかった。正しくは、割けなかったのではなく、本来すべきことに時間を割かないことができていた。受験本来の目的に合わない手段に対してばかり実に勤勉だった。

そうだったので、勉強が楽しくなかった。コーヒーやドリンク剤を以下同文。
そうやってズルズルと悪循環にハマり続けた。受験勉強に際して、集中力を高めたり気合いや根性を入れたりすることを目的にしてしまう受験勉強の落とし穴に落ち続けた。悲しくも何という時間や労力の浪費だったことか。



さて、次の様な受験生の様子を想像して欲しい。

集中力を高めもせず、例えばボンヤリと寝っ転がって試験勉強をしている。それでも、過去問の反復解答で正答率がうなぎ登りになっている。もちろん、合格できる自信を覚えている。

気合いや根性を入れることには無関係の様子で、試験勉強の合間に漫画本でヘラヘラと笑っている。しかし、模試や答練の得点は、着実に右肩上がりになっている。その延長として、合格を確信できている。

無論、それらの好調な受験勉強の状況は、受験科目にかかわる確かな知識、理解や記憶を増やすという方法に基礎づく。そうした精神論に無関係の方法に基礎づく試験勉強で何か問題でもあるのだろうか。楽しくリラックスした試験勉強で合格できることに何かご不満かな。まさかね。



以上の話しをまとめる。

試験勉強で合格を目指すのに、集中力、気合いや根性を操作しようとする身振り、つまりそうする方法はほぼ無関係。それら精神論的な方法に割く時間があったら、用語や解法の理解や記憶に時間を割く。そうすれば、勉強の過程や結果として、受験勉強に関係ない精神論的な3つが後からついてくるだけだ。

合格という目的を支えるのは、目的に合った手段であるのは言うまでもない。
試験勉強で言うならば、受験問題の解法を理解し記憶すると言った手段だ。

決して、根性や気合いを入れたり、集中力を高めたりと言う精神論に傾倒した方法ではない。精神論が求めるその3つは、受験勉強の目的に合った手段が取れている時に後から来るオマケだから。

以上に注意すれば、合格に資することに役立たない精神論的な方法に貴重な時間や労力を費やさずに済む。合格に資する知識や理解そして記憶を高めながら、精神論に無関係でありながら楽に本試験の合格を目指せるはずだ。



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